現在シンガポールでは、現代アートの祭典「シンガポール・ビエンナーレ2025: pure intention」が開催されています。(〜2026年3月29日まで)
ビエンナーレとは、2年に1度開催される大規模な国際芸術祭です。シンガポール・ビエンナーレは、今年で8回目を迎えます。期間中シンガポールは一大アートシティとなり、シンガポール美術館をはじめ、歴史的ランドマークや住宅街、公園、ショッピングセンターなど様々な場所が会場になります。また今回は建国60周年の記念事業の一環として、これまでのシンガポールの歩みを振り返り、未来への新たな可能性を思い描く機会にもなっています。
さて、今回は会場のひとつ、シンガポール美術館タンジョンパガー・ディストリパーク(SAM at TPD)の展示についてご紹介します。
シンガポール・ビエンナーレ2025のテーマは、“pure intention”。直訳すると「純粋な意図」です。一見単純な言葉の組み合わせですが、シンガポールの都市開発を象徴的に読み解くための多層的なテーマになっています。SAMでは「公共空間」との関わり方を重視した作品が展示され、都市の変化や、意図と結果のズレ、そして信念や文化が社会をどのように形づくるかを作品を通して問いかけています。
「ギャラリー1」では、開放的な空間の中に、シンガポール国立コレクションの作品(木版画、絵画、写真、彫刻など)と、現代アーティストの作品が“対話”するように展示されています。
ギャラリーの中に入ると目に留まる1枚の絵。1977年のシンガポールの港の景色が描かれています。
そして、この絵と対話するようにもうひとつの作品が佇んでいます。
奥に進むと、1950-60年代の作品と現代アートが並べて展示されています。
ギャラリー中央に並ぶジオラマと、その周辺に展示されている作品群は、インドネシアのキュレトリアル・コントリビューター、ハイフェンが手がけたプロジェクト「Figures, dedications, and civilisations /人物、献身、文明」です。インドネシア人アーティストによる作品が10点展示されています。
ギャラリー1では、他にも、インスタレーション、絵画、写真、彫刻など多くの作品が展示されています。参加アーティスト達は、変化し続ける都市の風景に対し、建築的、社会的、文化的観点からアプローチすることで、変化の時代に都市生活をいかに過ごし、形づくっていくのかという問いについて新たな視点を提示しています。
また、ギャラリー1だけではなく、SAMの入口の外やエントラスホール、カフェ(SIP)にも作品があります。入口の外に展示されているベンチは、座る場所であると同時に彫刻的なオブジェとしても機能する作品で、SAMの他にナショナルギャラリー、フォートカニングなど計10ヶ所に設置されています。
冒頭で、今回のテーマ"pure intension”を「純粋な意図」と訳しましたが、この言葉には色々な捉え方、解釈があると思います。ぜひ作品を実際にご覧になって、《ピュア・インテンションとは何か》自分なりの答えを見つけてみてはいかがでしょうか。
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◆シンガポール美術館では、日本語ガイドツアーを実施しています。(木金土10:30スタート※祝日除く)「シンガポール・ビエンナーレ2025」期間中は、ビエンナーレの作品をご案内します。ぜひご参加ください。
【シンガポール美術館タンジョンパガー・ディストリパーク(SAM at TPD)】
住所:39 Keppel Road
開館時間:10時から19時 (最終入場18時30分) 祝日も含め、毎日開館
⚫︎チケット料金
※日本語ガイドツアーのご利用は無料です。入場料のみお支払いください。
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