8月25日、成蹊高等学校の2年生31名と先生3名が、アジア文明博物館にいらっしゃいました。
皆さんには3つのグループに分かれていただき、担当ガイドが当日オープン中の7つのギャラリーからそれぞれ4つを選び、個性溢れるご案内でクロスカルチャーの世界に誘(いざな)いました。
象牙、真珠母貝、べっ甲製の小箱、時を経てまだ色褪せない美しい紅色が際立つインド・グジャラート地方で織られた布など、珍しいものや美しいものをたくさん見ることができるのが、ドイツ語で(芸術の小部屋)を意味する『クンスト・カマー』と呼ばれるギャラリーです。
ヨーロッパの貴族がオーダーメイドで作らせた、紋章入りの美しいお皿の中に混じり、何やらモヤモヤと煙のようなものが描かれている変わったデザイン(?)のお皿が…
ギリシャ彫刻を思わせるような菩薩像はガンダーラで発見されたもの。
彫りの深い大きなお顔の菩薩さま、イケメンです。
「教科書に出てきた!」と食い入るような目をしながらガイドの説明を聞いてくださっていたのが、3グループが共通して訪れた文人ギャラリーに展示されているカンニングペーパー。
ガイドとしては真面目な高校生にカンニングペーパーの紹介をするのはいかがなものかと躊躇したようですが、教科書に出てきたものが目の前にあるのには感動しますよね。
シンガポールの観光スポットであるマリーナエリアにある涼しい博物館でのひとときが、高校生の皆さんにとって思い出深いものになっていれば嬉しいです。
学校のご承諾を得て掲載させて頂きました。ありがとうございました。
アジア文明博物館
日本語ガイドツアー(ハイライト)
月〜金曜 10:30、第2土曜 13:30
どうぞお気軽にご参加下さい。